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荒崎 (沖縄県)[あらさき]
荒崎(あらさき)は、沖縄本島最南端に位置する岬である。 == 地理 == 沖縄県糸満市束里(つかざと)に属し〔『角川日本地名大辞典』「荒崎」(1991年)p.130〕、喜屋武岬から東南東約1.4kmに位置する〔大木(2002年)p.86〕。一般には喜屋武岬が沖縄本島最南端と思われがちだが、当岬が実際の最南端である〔『沖繩大百科事典 上巻』「喜屋武岬」(1983年)pp.872 - 873〕。海岸一帯は隆起サンゴ礁(琉球石灰岩)から成り、高さ約7mの海岸段丘崖が東西に形成されている〔。荒崎の西側は高さ最大35mの海食崖を成し、周辺海域は幅の狭いサンゴ礁が発達している〔 『日本歴史地名大系』「荒崎」(2002年)p.228〕。また荒崎と宮古島の東平安名崎を結ぶ線は東シナ海と太平洋(フィリピン海)の境界線として定義される。 植生に関しては、陸側へ近づくにつれ草本植物から木本植物へと変化し、植物の種類と量が増していく。クサトベラとモンパノキの群生はアダン群落の海側に生育し、荒崎の独特な植生を呈している。他に植林されたモクマオウ、ギンネムの木々が生い茂る。〔『沖繩大百科事典 上巻』「荒崎海岸の隆起さんご礁上植生」(1983年)p.118〕 観光客にとって喜屋武岬よりも有名でない上に、国土地理院発行の地形図に荒崎へ通じる道路は表記されていない。周囲は畑地とごみ焼却施設のみで、荒崎へ向かうには雑木林が繁茂する草道を分けて渡るしか他は無い。〔〔大木(2002年)p.87〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒崎 (沖縄県)」の詳細全文を読む
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